一般社団法人日本臨床検査学教育協議会

コラム/エッセイ

臨床検査はWorldwide

2026年冬季オリンピックが開催されたイタリア・ミラノにある、世界臨床化学臨床検査連合(The International Federation of Clinical Chemistry and Laboratory Medicine, IFCC)の本部を4月上旬に訪問してきました。IFCCは世界106ケ国から代表する専門学会で構成され、臨床検査に関する情報、基準値の設定などを定めている団体です。

今回は教育管理部門(Education and Management Division, EMD)の執行委員として、南アフリカ、トルコ、スイス、イタリアの役員達と朝から晩までかけ、過去1年でIFCCが主催した教育関連の行事が適切に運営されていたか報告書の最終確認です。このような会議に参加すると、あらためて臨床検査は世界中で必要とされ、特に開発途上国にて臨床検査の期待と役割が大きいことを実感します。

日本臨床検査学教育協議会では、学生時代から世界に触れることができるよう、様々な国際学生フォーラムの案内を臨床検査技師養成校へ行っています。近々では2026年4月に台湾での国際学生フォーラムへ日本臨床衛生検査技師会から選考され、口頭発表の機会を頂きました。2026年9月には幕張メッセを会場に世界医学検査学会(International Federation of Biomedical Laboratory Science , IFBLS)が開催され、学生フォーラムも予定されその代表者も募集しています。

健康維持は世界どの国でも関心事項ですから、健康状態を数値やデータで示すことができる臨床検査はWorldwideに必要とされています。臨床検査を通して、世界へ羽ばたきませんか。

筆者:坂本 秀生(さかもとひでお)

日本臨床検査学教育協議会 理事長
神戸常盤大学 副学長